山口県を回ってきました。 1日目(11月8日) 秋吉台−秋芳洞−瑠璃光寺(山口市内)−山口市内泊 2日目(9日) 下関−山口県豊北町角島大橋−萩市−萩市内観光−自宅 ◆秋吉台 秋吉台ははるか昔、遠い海でサンゴ礁として誕生しました。それから約3億5千万年、ドリーネや鍾乳洞が発達した石灰岩の台地、カルスト台地となりました。石灰岩の中にはサンゴ、ウミユリなどの地球と秋吉台の長い歴史を示す化石が見つかります。 ◆秋芳洞 秋吉台の地下100m、その南麓に開口する東洋屈指の大鍾乳洞が、「秋芳洞」で、大正15年昭和天皇が皇太子の御時、本洞を御探勝になり、この名前を賜ったものです。 洞内からの水は三段の滝となり、飛沫を舞い上げながらコバルトブルーの川面へと流れ落ちています。 ◆瑠璃光寺 守護大名・大内氏の家臣・陶(すえ)弘房は主君・大内政弘と共に応仁の乱で戦い、応仁2年(1468年)京都・相国寺で戦死。夫人の仁保氏が文明3年(1471年)に吉敷(よしき)郡仁保庄に安養寺を建立しました。その後、寺領が狭いため隣山に寺を建て、弘房の持仏・薬師如来を移し、安養寺を廃して保寧山瑠璃光寺と号しました。天正14年(1586年)、吉川元春の逝去の折、瑠璃光寺が霊牌所となって一時寺名を変えましたが、元禄3年(1690年)再び瑠璃光寺の名にもどり、現在の場所(大内義弘が建立した香積寺の地所)に移されています。 瑠璃光寺五重塔は、大内文化の最高傑作と言われています。全国に現存する五重塔の中でも10番目に古く、その優美で美しい姿は、京都の醍醐寺、奈良の法隆寺の五重の塔とならぶ、日本三名塔のひとつに数えられています。