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No.35
辛いことが全くなくて、喜ぶだけで一生が送れたらどんなに幸せでしよう
平成18年5月29日

みなさん、こんにちは。春名芙蓉です。
緑の山々が美しい季節になりましたね。
陽光を受けてキラキラと輝く木々の葉を見ていると、なんとも言えない幸せな気持ちになります。
いつも、こんな幸せな気持ちでおりたいですね。

誰でも、幸せな気持ちでおりたいと思うのに、なかなかそうはいきませんね。
嫌なことを言われたら辛いし、いい事があったら嬉しい気持ちになるというのは、どんな人にも共通の心理です。
「生まれてから死ぬまで、ずっと嬉しい気持ちで生きられたらいいですね」とおっしゃる方もあります。確かに、人間関係でも、自分と相性がいい人ばかりの中で暮らせたらいいのですが、自分とは違った意識を持った人と一緒に暮らすと、そこから摩擦が起こり、ストレスが生まれます。周囲の人が全ていい人なら争いもないでしょうが、でも、そんないい環境だったら、自分の成長はなくなってしまうかもしれませんね。

そうです。あまりいい環境だったら、成長がないと思うんですね。
厳しい環境で生きるからこそ、人生の意義があるんじゃないでしょうか。
この世は、いろんなことを道具に、人間が成長するために作られているんじゃないかな。
人間が向上するための道具として親子があり、夫婦があり、仕事や社会の人々があって、そこで「どう自分を成長させるか」ということです。見方を変えると、全てがありがたい道具じゃないかな。私も、こうして長い間生きている間に、そんなこともわからせていただいてきました。
「自分を成長させてくださるための道具だ」と思えなければ、何に当たっても辛く感じるでしょうが、「これは、私を向上させていただく道具なんだ」と思えば、チャレンジする気持ちにもなりますでしょう。

気の合う人々同士の集まりなら波風が立たないですが、気が合わない、性格が違う人たちが集まって仕事やいろんなことをしながら、お互いに心を合わせていけたら、素晴らしいですね。本当にそれぞれの人たちの意識が大きくなると、合わせていけるようになるでしょうし、お互いに合わせていきながら、それぞれが成長してゆく、そんな人生に大きな意義があるんですね。

誰でも、何かにぶつかったら、やはり、「どうしたらいいか」と考えるでしょう。「仲良くいかないといけないなあ」と思うでしょう。だけど、そのときにどう思うかが問題ですよね。「相手が悪い」と思うか、「自分を変えないといけない」と思うか。
人を悪く思っていると、絶対に自分は向上しないです。そのうえ、相手が悪いと思っているうちにマイナスが大きくなって、結局そのマイナスが自分に返ってくる。だから、「自分の次元を上げないといけない」と気づくようになります。

結局、この世の出来事は、それぞれの人たちが、お互いを道具にして、「次元」を高めあっていくように、自然が仕組んでいただいているものだと思うんですね。