No.25
「一つ一つを素通りしないで喜んで…」
平成17年8月3日
みなさん、こんにちは。春名芙蓉です。
夏真っ盛りですが、「暑い、暑い」と思うよりも、「こんな暑さの中でも元気におれてありがたいなあ」と感謝の意識で乗り越えてくださいね。
人間は、何を思い、何を考えても自由です。心というものは誰にも束縛されません。
その中で、喜び、感謝の気持を積み上げたら、体も元気になれます。
ちょっと何かをしたときに、「ああ、しんどいなあ」と思うか、「ああ、ありがたいなあ」と思うかかで全てが変ってきます。思うこと一つで、人生そのものまで変るんですね。
意識が上に上がるか、下に降りるかで、ストレスが全く違います。
人間の体というのは、そういう心のストレスに非常に影響されます。
ストレスによって、いろんな病気も発生してきます。
心の中にたまったものが、体の中で作用するんです。
喜ぶということは、ストレスを消して、自分の体の中の血液や細胞を活性させることにもなります。
だから、元気になれるんです。
人間はマイナスの意識がたまりだしたら、何につけても悪く思ってしまいます。
悪く思うから、またマイナスのものがたまって、悪循環に陥ります。
それを変えるには、やはり喜ぶ習慣を身につけることです。
誰でも、「喜ぶことが一つもない」ということはないでしょう。
ただ、喜ぶことがあっても、素通りしている場合が多いんじゃないでしょうか?
嬉しいことがあっても喜ばないで、「ああ、よかった」という程度で素通りしている。
「ああ、よかった」というのは、喜んでいるとは言えないんですね。
私は、そこを素通りしないで、一つ一つ、「ありがたいなあ」と思うんです。
例えば、会いたい人にバッタリ出会うようなときがあるでしょう。
私は、「不思議だなあ」と感激するんです。
「ああ、偶然じゃないんだ。必要として会わされたんだなあ。
自然が私の必要とすることを知ってくれて、与えていただいたんだなあ。
不思議なことだなあ」と感動、感激して、心から感謝するんです。
例えば、車が頻繁に通る三叉路で、一台も車がなくてすっと前に出られたとき、「ああ、不思議だなあ、ありがたいなあ」と思います。青信号が続いて、どんどん走れるときにも、「ありがたいなあ」と思います。
「ああ、よかった」と素通りできないんです。心の底から、「ああ、ありがたい」と思うんです。
不思議なことに、私が出かけるときは、いつもいいお天気なんですよ。
手前で雨が降っているときでも、途中でいつも止むんです。
だから、困ったことがないんですね。
これも、「ありがたい」という意識を積み上げてきたおかげだなあと思うんです。
「ありがたい」と感謝する意識で、自然が応援してくれるんですね。
数えてみたら、いっぱい喜ぶことがあるはずです。
住む家があり、食べるものがあり、時にはレジャーを楽しむゆとりもある。
目が見え、耳が聞こえ、今日も体力を与えていただいている。
しないといけない仕事があり、それをやる気力も与えていただいている。
それを、素通りしないで、一つ一つ喜ぶことで、全てが変ってきますよ。
みなさんも、やってみてくださいね。