No.22
「落ち込んだり、苦しんだりしなくてもいいですよ」
平成17年6月13日
みなさん、こんにちは。春名芙蓉です。
前回の「ひとこと」で、「エネルギーが満たされたら、素晴らしい自分に変わりますから自信を持ってください」というお話をしましたが、「読んでいるうちに涙がこみ上げてきました」とか、「心が軽くなりました」、「自信がわいてきました」というお声をいただきました。
私も、「少しでも皆さんの励みになれてよかったなあ」と喜んでおります。
みなさん、誰でも、幼い頃は純真な気持ちを持っておられたのに、いろいろな悲しいこと、辛いことを体験しているうちに、きれいな気持ちを持てなくなってしまうことが多いですね。
本当はきれいな心を持っていても、周囲の環境によって汚されてしまうんですね。
そのために、「嫌な自分だ」と思って、よけいに落ち込んでしまいます。
でもね、私は「そんなに落ち込んだり、苦しんだりしなくてもいいですよ」と申し上げたいです。
私は、両親の愛に恵まれて、汚されずに大きくなりました。
それに、体が弱かったおかげで、どんなことにも感謝ができるようにしていただきました。
ですから、若い純真なままの心で大人になれたような気がするんです。
人のことを悪く思わなかったのも、ありがたいことでしたし、「みんなが幸せになれたらいいなあ」と思えたこともありがたいことでした。
そんな思いが何十年も積み上がってきました。ですから、「そんな積み重なった思いが、みなさんの励みになっていただけているんだなあ」と、またありがたく思っています。
どうか、みなさんもいい思いを積み上げてください。
人を愛する気持ち、全てのことに感謝できる気持ち、そんないい思いを積み上げてください。
なかなかそんな風に思えないこともあるでしょう。
でも、マイナスの思いを消して、いい思いを積み重ねていると、苦しいことがあっても、「これも自分の成長のための試練だ、ありがたいことだ」と思えるようになってきます。そう思えるようになったときは、かなりのエネルギーがみなさんに積み上がっているんですね。
そして、ひととし過ぎて、心にゆとりが持てるようになったとき、「今日までの苦労は、自分を磨いてくれるための大きな愛だったんだなあ」と思えて、深く深く、感謝できるようになりますよ。
みなさん一人一人は、かけがえのない存在です。
大自然から、大切な命をいただいたのですから、毎日毎日を、大切に過ごしてくださいね。