心の安らぎをお届けしたい-そんな思いの芸術家「春名芙蓉」の作品、活動状況などをお伝えします










私は広々とした美しい場所が好きで時々大自然の中に浸ってみたくなります。今回は信州のほうに足を伸ばしました。ビーナスラインを通って蓼科〜白樺湖・女神湖〜車山高原〜霧が峰〜八島ヶ原湿原〜軽井沢のコースです。


初日は女神湖に隣接するホテルに宿泊。女神湖は、女の神山と呼ばれる蓼科山の姿見のように、その優美な山容を水面に映す湖と呼ばれています。翌朝湖のほとりを散歩していると季節はずれの「萩」に出会えました。亡くなった母が萩が好きで私はそのお花をいつも母と重ね合わせています。その「母」が迎えてくれたようにも思えました。



実はこのあたりに来るのはこれで3回目なのですが、何度来てもビーナスラインはすばらしく、私の心を打ちます。最近自宅で書物を書き続けていたため、高原の360度見渡せるグリーンの山々の景色は目に良いばかりでなく、いても立ってもいられない気持ちにさせてくれます。「この斜面をかけのぼりたい。」「山の頂上から思いっきり転げ落ちたい。」と思わず言葉に出て周りの皆を笑わせました。

 

以前に車山高原を訪れたとき、朝方、ホテルのすぐ近い場所で眼下に見下ろす雲海と山々との光景に夢中でカメラのシャッターを切り続けたことを思い出し、もうあれから10年近い年月が流れたことも不思議な気がしました。そのホテルも横目に見ながらありがたかった思い出と今の幸せを感じながら走りました。



道中の3日間、予報では雨がほとんどでしたが、私たちが行くところ行くところに自然の応援をいただき、特に霧が峰の八島ヶ原湿原では直射日光が射すこともなく最高のハイキング日和にしていただけました。私が乙女の頃から好きでよく歌っていた歌、皆さんの前でも披露したことがある「あざみの歌」はこの場所が発祥地であったことを知り、感激してその「碑」の前に座って大きな声で歌っていました。私にとって「あざみ」は乙女時代の記憶に残る、どこか懐かしく思える野の花の1つです。

今回いただいた大きなエネルギーはまた次の一歩にできるでしょう。

春名芙蓉

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